建物が美しく便利で快適に使える機能・品質・価値・魅力を発揮するように、様々な素材・技術・形を一体的にデザイン力で創り込む。また、何時までも時代の変化に負けず、経済性や財産性を持続し災害にも強い、エコロジーな空間を創る「EXA・HORON」が基本です。

「3.11震災後に復興支援技術として提案し、開発技術を試験的に検証するための実験住宅であるが、関係者も圧倒される迫力のある木構造が実現した。
この計画地は高台で見晴らしの良い立地だが南側の隣接住戸で視界が遮られ、法面で平地が少なく従来の建築形式では価値や魅力が得難い、風致地区の建ぺイ率、緑化率、景観条例などの規制を、2階が1階より大きい設計を可能にした「木造ラーメン構造と独特な持ち出し形式」により敷地を活かすことができた。
…そして、屋根、床、壁、制震装置など総合的機能価値づくりに取り組んでいる。
西宮市: エグサ・ホロン 住宅建築状況(2012年8月)
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敷地 | 基礎 | 架構・柱脚 | 鳥居型架構 |
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架構-1 | 架構・建方-2 | 架構・床組(俯瞰) | 床架構(見上) |
(岩手県住田町から9月17日、9名が現場視察に来阪されました) |
木造ニ階建・100m2以内の規模構造なら無資格でも設計・確認申請・建築も自らできる法律がある。
木造鳥居型ラーメン構造は、震災復興に役立つ「集まり住まう住環境づくり」を耐力壁なしで安全な空間を造る構造ユニットに屋根・壁・床パネルなどを好みに合わせて組込むレゴ型の建築工法です。
下図のような、1ユニットを使う建物を罹災者が友達やボランティアの手を貸り、キットの組立て・デザイン・建設などの各種労務費が関連費用と認定できれば、自らの雇用や絆・元気・愛着が一体となり、復興特区の新たな仕組みや産業の芽を生む可能性が拓かれるだろう。
また、建物は高度な技術で素人が入れない分野と思い勝ちだが、専門家の指導や手助けがあれば、住まいづくりの性能や品質からコストも激変させる可能性が生れ、自宅の維持管理や用途替え建築寿命や空き家問題、建設業関連の新たな雇用・産業化、等々の解決策にもなる。
